科学が人間を差別?
「科学が人間を差別するんだ」。
おそらく、今日の「自然食ブーム」と「清潔志向」は、こうした系譜の果てに生まれ出たもので、両者は表裏一体の関係にある。
そもそも「自然の再発見」なるものは、ブルジョワたちによってなされたものです。
たとえば、高原の別荘を考えてみればいい。
それは、自らを特別な存在と考える金持ち連中が、大衆に対してその優越性を自己主張しようとするものです。
誰もが浸っている「ゴミゴミした都会の住まい=汚染された空気に包まれた不健康な日常」に対する、選ばれた者だけが享受できる「自然が溢れる環境とそこで営まれる健康的な生活」。